2024-09-29 11:31

石破氏、利上げに慎重=日米地位協定見直しに意欲

 自民党の石破茂新総裁は29日、フジテレビの番組に出演し、金融政策について「緩和の方向性は維持しなければいけない。デフレ脱却を断言できない中、ここで金利をうんぬんかんぬんとは言ってはいけない」と述べ、政策金利の引き上げに慎重な姿勢を示した。
 石破氏は「『貯蓄から投資』の流れは決して止めてはならない」とも強調。経済対策に関し「民間需要が少ないときは財政出動しないと経済が持たない」と述べた。
 安全保障政策では、米国に自衛隊の訓練基地を置くべきだと改めて主張。「それができれば当然、日米地位協定の改定が必要になる。一歩先に行かないと日米同盟が強固にならない」と述べ、地位協定見直しの必要性を重ねて訴えた。 
 石破氏はこの後、NHK番組にも出演。通常国会で成立した改正政治資金規正法の再改正について、「可能性としてはある。でも当面は決めたものをちゃんと守ろう、ということだ」と述べ、否定的な考えを示した。
 自民が国政選挙で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から組織的支援を受けた疑惑が浮上していることに関しては、「現時点で(党と教団の関係の)再調査を必要とする理由を把握しているわけではない」と述べた。
[時事通信社]

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