2024-09-27 20:03政治

高市氏「できる努力、全部した」=小泉氏「足りないものあった」―自民総裁選

 自民党総裁選で石破茂新総裁と三つどもえの争いを演じた高市早苗経済安全保障担当相、小泉進次郎元環境相は27日、ともに無念な表情を浮かべた。
 「全力投球し、自分なりにできる努力は全部した」。決選投票で逆転負けを喫した高市氏は疲れた表情。再挑戦については「いま考えられる状況ではない」と記者団に話した。
 1回目投票で議員票トップながら3位に終わった小泉氏は「私の中に足りないものがあった」と敗戦の弁。「チームのおかげで堂々と戦うことができた。感謝の思いをしっかりと返していきたい」と述べた。
 4位に入った林芳正官房長官は「ノーサイドで一致団結する」と強調。初挑戦で5位と健闘した小林鷹之前経済安保担当相は次も「挑戦する」と明言した。
 6位の茂木敏充幹事長は議員票が伸びなかったと認め「いろいろと反省しなくてはいけない」と神妙に語った。7位の上川陽子外相は決選投票で石破氏に投票したと明かし、「自民党が一つになって困難に立ち向かうスタートだ」と訴えた。
 前回総裁選で岸田文雄首相と決選投票を戦った河野太郎デジタル相は8位に沈んだ。麻生派に所属することがマイナスとなったか問われ、「派閥が問題だとは思っていない」と反論した。
 最下位の加藤勝信元官房長官は、議員票で自身と推薦人の計21票を5票も下回る結果となり、「皆さん、いろんな事情がある」と話した。 
[時事通信社]

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