都道府県の歳出入2年連続減=23年度決算―総務省
総務省は27日、都道府県と市町村の2023年度普通会計決算の集計結果(速報値)を公表した。都道府県の歳入総額は前年度比8.2%減の58兆4890億円、歳出総額は8.2%減の56兆6473億円で、ともに2年連続の減少となった。新型コロナウイルス対応の地方創生臨時交付金が大幅に減ったことが主な要因。
市町村は、歳入が0.4%増の68兆6594億円、歳出が0.7%増の66兆3604億円で、ともに3年ぶりに増加。物価高騰に対応する経費などで伸びた。
23年度決算に基づき自治体財政の健全度を見ると、破綻状態にある「財政再生団体」は北海道夕張市のみ。破綻の懸念がある「財政健全化団体」は10年連続でゼロだった。
[時事通信社]
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