保険仲立ち人の活用議論=損保業界へ規制厳格化―金融庁部会が初会合
旧ビッグモーターによる保険金不正請求問題などを受け損害保険業界への規制を厳しくするための金融庁作業部会が27日、初会合を開いた。事務局側からは、中立的な立場で顧客に最もふさわしい保険商品を助言したり契約を仲介したりする保険仲立ち人の活用を促進することや、大規模保険代理店の業務品質を向上させるといった論点が示された。
作業部会は金融庁の金融審議会(首相の諮問機関)の下に設置された。保険仲立ち人制度は、販売経路の多様化などを狙い、1995年の保険業法改正で新設された。ただ、年度ごとの保険料収入全体に占める仲立ち人のシェアは足元では1%未満にとどまっており、活用が進んでいない。
[時事通信社]
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