公的資金返済、１３年延期を承認＝新体制、早期の国管理脱却課題―じもとＨＤ臨時総会
じもとホールディングス（ＨＤ）は２７日、仙台市内で臨時株主総会を開催した。傘下のきらやか銀行（山形市）に注入された公的資金２００億円の返済期限を、今月末から２０３７年９月末まで１３年延期するために必要な定款変更を承認した。
総会では、川越浩司会長（きらやか銀頭取）と鈴木隆社長（傘下の仙台銀行会長）の引責辞任に伴う新たな経営体制を発足させるための取締役選任議案も承認。西塚英樹会長（きらやか銀頭取に就任予定）、坂爪敏雄社長（仙台銀頭取）の新体制下で国の実質管理からの早期脱却と公的資金返済に向けた収益強化を図る。
じもとＨＤ広報によると、総会の冒頭、株主である国側の整理回収機構から経営改善に関する事前質問があり、西塚氏は株主を前に「きらやか銀が山形になくてはならない銀行であると信頼・評価してもらえるよう必ず復活させる」と決意を述べた。
［時事通信社］
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