東京株、1055円高=半導体主導、円は145円台に下落
26日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反発した。米ハイテク大手の好決算を背景に、半導体関連株が買われ、株価指数を押し上げた。終値は前日比1055円37銭高の3万8925円63銭と7月31日以来約2カ月ぶりの高値水準。東京外国為替市場では円安が進み、一時1ドル=145円17銭と約3週間ぶりの安値となった。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーが25日発表した決算で好業績が示され、東京市場でも半導体製造装置メーカーや電子部品メーカーの株に買いが集まった。9月末の配当金を再投資する動きへの期待も高まった。
円安進行を受け、輸出関連株も買われた。訪日客消費の拡大を見込んで百貨店株の一角も急伸。東証プライム市場銘柄の96%が上昇し、日経平均は8月初旬の急落前の水準を回復した。市場関係者からは、7月までの株高を主導した「AI(人工知能)相場の復活」(国内証券)を期待する声も聞かれた。
東京外為市場では、米国の大幅利下げ観測後退を背景に米長期金利が上昇したことを受け、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。午後5時現在は145円02~03銭と前日比1円14銭の円安・ドル高。
[時事通信社]
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