2024-09-25 21:33スポーツ

期待の安田が先制３ラン＝２４歳、バットで存在感―プロ野球・楽天

１回、先制の３ランを放つ楽天の安田＝２５日、エスコンＦ

　打った瞬間にそれと分かる当たりが右翼席に飛び込んだ。クライマックスシリーズ進出争いが続く楽天は、一回に安田が先制の３ラン。「最近はタイミングが合っている。ファームで教えてもらったことが生きている」。今月からスタメンに定着している２４歳の一発。投手陣がこの３点を守り切り、価値ある勝利をもぎ取った。
　２死から打線がつながり、一、二塁で直球を思い切り良く振り抜いた。８月６日に今季初めて１軍に昇格し、本職の捕手もこなしつつ、主に指名打者として打線を支える有望株。今月６日からは１１試合連続安打もマークした。
　兵庫・須磨翔風高から愛知大を経て、ドラフト２位で２０２２年にプロ入り。今季は２軍で打撃好調でも、なかなか昇格できなかった。それは、首脳陣が捕手としての能力向上を優先し、出場機会を得られる２軍で経験を積ませる方針だったからだ。期待が大きいからこそ、今江監督も「守備機会もありつつ、バットでも貢献してくれたら最高」と話す。
　ようやくつかんだ１軍でのチャンス。指揮官の求める理想形はまだ先にあるが、まずは得意の打撃で存在感を示している。　
［時事通信社］

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