大の里、責任担う決意=「唯一無二」の道を―大相撲
使者の到着を待つ間に見せていた落ち着かない様子から一転、大の里は堂々とした口ぶりで「唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進します」と決意を述べた。
口上には「他に類を見ない、こんな人は他に現れないという力士になりたい」との思いを込めたという。初土俵から所要9場所での大関昇進は昭和以降最速。大器は既に自身が目指す姿を体現しているようにも映る。
幕下10枚目格付け出しのデビューから1年半足らずで担う看板力士の役割。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が「2桁勝てないのは大関じゃない。優勝争いにも必ず絡むことが求められる」と話した強さに加え、稽古場や土俵外で見せる姿もより問われる立場となる。
「協会の顔で責任がある番付」と気を引き締めた大の里。その上で「もう一度、伝達式をやってみたい」とも。最高位を目指し、歩みは止めない。
[時事通信社]
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