2024-09-25 11:50政治

維新スタッフ、偽名で他陣営に=衆院選立候補予定者が辞退―京都4区

 次期衆院選京都4区に日本維新の会から立候補を予定していた新人で弁護士の松井春樹氏(26)が、支部長の辞任と離党を党に申し出て受理されたことが25日、同氏への取材で分かった。事務所の事務局長を務めていた男性が偽名を使い、ライバルとなる同区選出の北神圭朗衆院議員(57)=無所属=の事務所に出入りしていたことが判明。責任を取り、立候補を取りやめるという。
 松井氏は昨年6月に京都4区の支部長に就任。小学校の同級生の男性に事務局長を任せた。
 松井氏によると、男性は昨年12月から北神氏の事務所に偽名を使って出入りするようになり、街頭活動などに参加。今年6月、別の党の催しに参加したことがきっかけで偽名使用が北神氏側に伝わった。
 今月20日付で事務局長を解任。北神氏の事務所に出入りした理由について松井氏は「興味本位だったと思う」と述べ、自身の指示を否定した。
 北神氏は取材に「法に触れかねない深刻な事態だ。名簿に接触する機会もあった」と指摘。維新に対して党として「総括」するよう求めた。 
[時事通信社]

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