有原、新たな柱に=米国で磨いた内角球―プロ野球・ソフトバンク優勝
有原は淡々とアウトを積み重ねた。開幕戦での勝利を皮切りに、7月までの16試合で10勝。この間、全ての登板で6回以上を投げ、前半戦での独走態勢の構築に大きく貢献した。
2020、21年に挑戦した米大リーグでは右肩の故障もあって計3勝。結果こそ残せなかったが、海の向こうで磨いた打者の内角を突くカットボールやツーシームが、日本で武器になった。日本ハムで自己最多の15勝を挙げた19年と比べても、「ゲームメークの能力が上がっている。安定してイニングを投げられるところは少し成長している」と自負する。
チームは千賀(メッツ)が抜けた昨季、先発陣の軸が定まらなかった。小久保監督も「一番安定して長いイニングを投げられる。ホークスでは断トツ」と認める働きで新たな柱となった。
[時事通信社]
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