大谷奮迅「人間離れ」=盗塁はイチローに迫る55―米大リーグ・ドジャース
値千金の一発に、ドジャースの大谷が喜びを爆発させた。ナ・リーグ西地区の優勝争いが佳境を迎える中、1点を追う九回。低めのスプリットを捉えて中堅右に同点ソロを運ぶと、本拠地は興奮に包まれた。さらにベッツが2者連続のアーチを描き、劇的な逆転サヨナラ勝利。大谷はベンチを飛び出して歓喜の輪に加わった。
ロバーツ監督は「何という幕切れだ。今の翔平は人間離れしている」と絶賛した。この本塁打で今季128得点となり、2001年にイチロー(当時マリナーズ)がマークした127得点を上回って日本選手最多に。三、七回には二盗を決め、5試合連続盗塁で今季55とし、01年にイチローが記録した日本選手最多の56まであと1に迫った。
4安打の活躍で打率は3割1厘に上昇。トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)の可能性も出てきた。今季は残り6試合。現在は「53本塁打、55盗塁」で、「55―55」「60―60」といった、さらに驚異的な数字も視界に入る。
首位ドジャースは24日から同地区の2位パドレスとの3連戦。3ゲーム差での直接対決でも大谷の活躍に期待がかかる。 (ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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