頼れるレイエス、3ラン2本=チーム浮上の立役者―プロ野球・日本ハム
大きな体に似合う豪快なアーチが飛び出した。日本ハムは1点を追う三回1死一、二塁で、レイエスがバックスクリーン右へ3ラン。初球の甘いカーブを逃さずに捉え、「冷静になりながらも、積極的にいった。一発で仕留めることができてよかった」と胸を張った。
七回にも3ランを左翼席へ。好調を維持するチームを、けん引している一人がレイエスだ。来日1年目の今季序盤は結果を残せず、5月中旬から約1カ月の2軍調整。しかし、そこで腐らず日本野球への順応に取り組み、再昇格してからは実力を存分に発揮している。特に夏場からの活躍は出色。8月以降に15本塁打を放ち、この日で23号とした。
6月に1軍に戻った直後に、新庄監督は「レイエスが(チーム浮沈の)キーポイントになる」と話していた。メジャーで108発を放った強打者が中軸にどっしりと座るようになってから、チームは上向きに。指揮官の言葉を体現する活躍を見せている。お立ち台では、「毎日を野球少年のように楽しんでいる」と口ぶりも滑らかだった。
[時事通信社]
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