「どこまで活躍」「最高だ」=「51―51」大谷選手の地元など―米大リーグ
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(30)が20日午前、史上初のシーズン「51本塁打、51盗塁」に到達した。夢だった大リーグ挑戦から6年半。ベースボールの本場での金字塔に、出身の岩手県奥州市などでは歓喜の声が上がった。
同市内の私設ファンクラブ代表菅野広宣さん(63)は、経営する美容室の開店準備をしながらテレビで観戦した。3打席連続アーチで「50―50」を超えたことについて、「きょう一気に来るとは予想もしなかった。すごすぎる」と絶賛。「どこまで活躍を見せてくれるのか期待しかない」と声を弾ませた。
大谷選手が通った小学校がある同市水沢姉体町の菅原芳己さん(76)は「最高だ。地元としてもうれしい」と喜ぶ。来週は米国に行き現地でドジャースの試合を観戦予定といい、「『ありがとう』の気持ちを込めて応援したい」と意気込む。
盛岡市で号外を手にした同市のパート高橋小百合さん(62)は「記録を更新し続けている」と絶賛した。
古巣のプロ野球日本ハムの本拠地だった札幌市の会社員守屋靖典さん(77)は「投手に復帰しても頑張って」と話し、「二刀流」としてのさらなる飛躍に期待を寄せた。同市の会社員吉田裕之さん(64)は「驚異的な数字。日本ハムにいた選手なので誇らしい」と顔をほころばせた。
友人4人で市内を観光していた新潟県の高橋晃太さん(21)は、大谷選手の母校、花巻東高の近くにある高校を卒業したという。高橋さんは「親しみも感じるが、雲の上の存在だ」と話した。
喜びの声は東京都内でも。岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」(中央区)では、特産品を詰めた福袋を記録にちなみ5050円(税込み)で販売した。県東京事務所の金野拓美さん(53)は「岩手からこんな世界的スターが出るなんて。『60―60』もありうるのでけがに気を付けつつ駆け抜けてほしい」とエールを送った。
[時事通信社]
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