フェデラー氏「部外者とは感じない」 引退後も積極的に競技と関わり
【ベルリンAFP=時事】今週行われる男子テニスの団体戦レーバー・カップに大会アンバサダーとして参加するロジャー・フェデラー氏(43)は18日、四大大会(グランドスラム)通算20勝を挙げた現役生活を退いた後もテニス界に関わっていることで、「部外者」とは感じずにいることができていると話した。≪写真は元男子テニスのロジャー・フェデラー氏≫
フェデラー氏は大会が行われる独ベルリンで記者に対し、引退後すぐに一部の大会に姿を見せたことで「会場を歩いていても、まだ自分の居場所だと感じられる」と話し、「部外者と感じるようになるのは簡単だが、そう感じていないのは良いことだ」と続けた。「このようなセッティングでまだ居心地良く感じられているのはうれしい。家に残ってくつろいで、もうツアーに出る必要はないんだと気づく方がずっと簡単だから」
また、今年のグランドスラムのタイトルを分け合ったヤニック・シナー(イタリア)とカルロス・アルカラス(スペイン)を称賛しつつ、現役時代にしのぎを削ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)やラファエル・ナダル(スペイン)にも期待していると語った。
フェデラー氏は、けがで今年のレーバー・カップを欠場するナダルについて「ラファに関してはまだ分からない。今年はほとんどプレーできていないから、彼について予想するのは難しい」としつつ、同じく不参加のジョコビッチについては「年を重ねれば出場数を減らすのは普通のことだ」と理解を示し、来年のグランドスラム初戦の全豪オープンではシナーやアルカラスと並んで再び優勝を争うだろうと述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
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