2024-09-18 22:45

アグレッシブに粘り強く=川崎、宿敵倒す―ACLサッカー

 宿敵とも言える相手を敵地で初めて倒し、好発進した。川崎にとって蔚山はアジアの舞台で何度も顔を合わせてきた相手。1点を争う展開でKリーグ首位のチームを上回り、小林は「大きい価値。みんな気持ちも乗っていた」とうなずいた。
 前半はコンパクトな陣形を保ち、メリハリのついたプレスで相手の攻撃の組み立てにうまくふたをした。パスコースを制限し、苦し紛れに蹴らせて中盤でこぼれ球を拾う。橘田が「そこでやられたら勝てない」と振り返った球際の争いでアグレッシブさを失わず、主導権を渡さなかった。
 待望の先制点は後半9分。マルシーニョが左から中へ切り込んで鮮やかなシュートを決めた。三浦が追い越して走ったことで相手がついていき、生まれたスペースをうまく突いた。
 終盤はピンチの連続だったが、必死に足を伸ばし、体を投げ出して決定打を阻止。マルシーニョは「戦い続けた証し」と誇った。アジア制覇はクラブの悲願。J1の戦いで苦戦する中、力強く一歩を踏み出した。(蔚山時事)
[時事通信社]

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