会長不在のJOC「方向性示して」=スポーツ庁の室伏長官
スポーツ庁の室伏広治長官は18日の記者会見で、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が頸椎(けいつい)損傷による療養で1年近く不在が続く現状について、「多くの国民から『大丈夫なのか』という声があることは存じている。JOCとしても今後どうするのか、方向性を示していただくことが大事」と見解を述べた。
国際オリンピック委員会(IOC)委員で国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏が日本人で初めてIOC会長選に立候補したことには、「IOCの規定で(国として)支援できないが、日本人として名前が挙がることは素晴らしいし、頑張っていただきたい」とエールを送った。
パリ五輪の日本勢は、海外開催で最多となる45個のメダルを獲得。陸上女子やり投げでは北口榛花(JAL)が女子トラック・フィールド種目で日本勢初の金に輝いた。2004年アテネ五輪男子ハンマー投げで金の室伏長官は「私も元選手だし、大変うれしく思う。どんどん記録を伸ばしていただきたいし、本当に誇りに思う」と述べた。
[時事通信社]
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