高市陣営、党執行部に反発＝文書送付で追加対応方針受け―自民総裁選
自民党総裁選に出馬している高市早苗経済安全保障担当相の事務所関係者は１８日、奈良県庁で記者会見し、政策文書の送付について説明した。総裁選挙管理委員会（逢沢一郎委員長）が郵送禁止を決める前の８月中に、「発送作業は完了している」と主張。党執行部が選管に高市氏への追加対応を検討するよう要請したことには、「権力者の自制を求めたい」と反発した。
会見したのは木下剛志事務所長。３０万部強を発送し、費用については「明かせない」と述べた。「ネットを見る限り他陣営も文書を送付している」とも訴えた。
総裁選管は、派閥裏金事件への厳しい批判を踏まえて「金のかからない総裁選」を実現するため、４日から文書の郵送などは禁止すると党内に通知。逢沢氏は１１日、高市氏に口頭で注意した。ただ、他陣営から不満が続出したため、岸田文雄首相（党総裁）ら執行部は逢沢氏に追加対応の検討を要請している。
［時事通信社］
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