米同時テロ23年、各地で追悼=正副大統領、トランプ氏も出席
【ニューヨーク時事】日本人24人を含む約3000人が犠牲となった米同時テロは11日、発生から23年を迎えた。各地で追悼式が開かれ、バイデン大統領とハリス副大統領は現場となった3カ所をそろって訪問した。正副大統領が共に1日で現場全てを回るのは異例。
両氏は式典に先立ちそれぞれ声明を出し、犠牲者らを「決して忘れない」と表明。「テロリストのネットワークがどこにあろうと破壊し続ける」と誓った。
国際テロ組織アルカイダのメンバーにハイジャックされた旅客機2機が激突し、倒壊したニューヨークの世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」の式典には、トランプ前大統領と共和党のバンス副大統領候補も出席。ハリス氏とトランプ氏は、初の直接対決となった10日夜のテレビ討論会に続き、短くあいさつを交わして握手した。
トランプ氏は式典後、多数の殉職者を出した消防署を訪問。民主、共和両陣営とも大統領選を間近に控えて有権者へのアピールを欠かさなかった。
一方、在米日本大使館は半旗を掲揚。「友人で同盟国の米国と共に立ち続ける」とX(旧ツイッター)に投稿した。
[時事通信社]
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