デブリ取り出し「回収できてこそ」=東電作業着手で規制委員長
原子力規制委員会の山中伸介委員長は11日の定例記者会見で、東京電力が福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出しに着手したことについて、「取り出して分析できて初めて、小さいながらも重要な一歩が踏み出せたと言える」と述べた。
山中委員長は「(試験的な取り出しでは)限られた情報になる。まだ初歩の段階だ」と指摘。「広範囲にわたるデブリの状態が把握できれば、今後の取り出し方法の技術開発に関する知見が得られるようになる」との見方を示した。
東電は当初、8月に着手する予定だったが、デブリ回収装置に取り付ける5本のパイプの並び順に誤りが判明し、直前に中断していた。これについて、山中委員長は「作業管理をした上で、協力企業などとの情報共有をしっかりとやるよう心掛けていただきたい」とくぎを刺した。
[時事通信社]
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