三鷹事件で3回目再審請求=元死刑囚の長男、東京高裁に
旧国鉄中央線三鷹駅(東京)で1949年、無人の電車が暴走し6人が死亡した「三鷹事件」で、電車転覆致死罪で死刑確定後に獄死した竹内景助元死刑囚=当時(45)=の長男(81)が5日、東京高裁に再審請求した。同事件の再審請求は3回目。
弁護団によると、竹内元死刑囚の自白と矛盾する状況を示す事件当日の電車の写真など8点を新証拠とした。記者会見した主任弁護人の野嶋真人弁護士は「科学的な証拠があり、今回で決着をつけたい」と話した。
一審東京地裁は元死刑囚を無期懲役としたが、二審東京高裁は一審判決を破棄して死刑を言い渡した。55年に最高裁が元死刑囚側の上告を棄却し、刑が確定した。
元死刑囚は再審請求中の67年に収容先の東京拘置所で病死し、2011年に長男が改めて裁判のやり直しを求めた。東京高裁は19年、再審開始を認めない決定を出し、今年4月に最高裁が特別抗告を棄却した。
[時事通信社]
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