難敵モイネロに猛攻=万波先頭弾、いきなり5点―プロ野球・日本ハム
難敵相手に猛攻を仕掛けた。日本ハムが、試合前まで防御率リーグトップの1.64だったソフトバンクのモイネロから一回に5得点。新庄監督は「目を2回こすった」と冗談交じりに笑った。
いきなりの先制パンチだ。万波が先頭打者本塁打。変化球が3球続いた後の151キロを力強く引っ張って左翼席に突き刺した。「打った瞬間にフェンスを越えると思った」。8月8日を最後に遠ざかっていた一発を振り返った。
乱調の相手をさらに攻めた。四死球と暴投で無死二、三塁とし、レイエスが2点打。2ボール2ストライクからワンバウンドする変化球にバットが止まり、続くカーブもファウルに。最後は甘い直球を右翼線にはじき返し、「いい粘りで自分が打つボールを待てた」。自賛するアプローチで球団記録に並ぶ24試合連続安打とし、「今は何でも打てる」と胸を張った。
ゲーム差は大きく開いているが、首位との直接対決。今季2試合で計2点に抑えられていた左腕とは、クライマックスシリーズでの対戦も予想される。2点打で続いた伏見は「宿敵モイネロから人生初ヒット」。3回で6点を奪ってKO。嫌なイメージは拭い去ったはずだ。
[時事通信社]
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