2024-09-01 15:25スポーツ

緊張の朝、「逃げ切り」V=平田、沈着冷静な23歳―フジサンケイ男子ゴルフ

優勝した平田憲聖=1日、山梨・富士桜CC

 最終日。平田は54ホールでの決着を想定して午前9時ごろに起きるつもりが「4時半に目が覚めてしまった」。もう一度寝たが、競技が予定通りなのかが気になる。「ドキドキして。(過去の3勝に比べ)いろんな意味で一番緊張した朝です」
 36ホールに短縮と決まり、あとは待つ身。「いつも通りにウオーミングアップをしていた」。コースに出ずして勝利をつかんだ。
 68、63の通算9アンダー。雨で厳しい条件下だった第1ラウンドを自己評価する。「よく2アンダーで回れたなと。(パー4で)距離が長くてもセカンドをグリーン近くまで運べたから、ボギーが少なかった」。パーオンを逃しても「良い方に外しながらパーを拾えた」。派手さはなくても、あらゆる状況を俯瞰(ふかん)して最適なプレーを選択するすべを持つ。
 同学年の中島啓太、蝉川泰果に並ぶツアー4勝目。2人と火花を散らすつもりはなく、「刺激をもらっている」。沈着冷静な23歳は、次の大きなターゲットに10月の日本オープン制覇を挙げた。
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画