台風10号、熱帯低気圧に=引き続き大雨災害警戒―気象庁
台風10号は1日正午、東海道沖で熱帯低気圧に変わった。熱帯低気圧の雨雲に加え、太平洋高気圧の縁から暖かく湿った空気が流れ込むため、気象庁は東日本の太平洋側では引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けた。
静岡県伊豆市では午前4時までの72時間雨量が792ミリを観測、神奈川県小田原市では午前7時半までの同雨量が観測史上最多の529.5ミリとなった。
三重県大台町では大谷川が氾濫する危険性があったことから、5段階の警戒レベルで最も高い緊急安全確保が出されていたが、午前8時20分に避難指示に切り替えられた。
2日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海200ミリ、近畿150ミリ、関東甲信120ミリ、北陸80ミリ。その後、3日午前6時までの同雨量は、東海100ミリ、北陸80ミリ。
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