パンダ返還「さみしい」=別れ惜しむ来園者―上野動物園
上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダ、リーリー(雄)とシンシン(雌)の中国への返還が決定したことを受け、同園には31日、多くの人が訪れ、「会えなくなると思うとさみしい」などと別れを惜しんだ。
リーリーとシンシンは2011年に中国から来園した。いずれも19歳と高齢で、高血圧の症状があり、中国で治療を受けることになった。シンシンは17年にシャンシャン(雌)、21年に双子のシャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)を生んだ。シャンシャンは協定に基づき昨年返還された。
家族で訪れた都内の小学6年、斉藤柊太朗君(11)は「いなくなってしまうと聞いて来た。1時間くらい待ったけど、近くで見られて良かった」と喜んでいた。週3日は同園を訪れるという秋山俊恵さん(57)は「あまりに急だった。さみしい」と残念がった。
2頭は9月29日に返還され、同28日が最終観覧日となる。冨田恭正副園長は「残り1カ月だが、お別れに来て2頭との思い出を振り返ってもらえれば」と話した。
[時事通信社]
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