小浜、京田辺市に駅設置=北陸新幹線、詳細案を提示―国交省
北陸新幹線の敦賀―新大阪間の整備に関し、国土交通省は27日に開かれた与党検討委員会の会合で、福井県小浜市と京都府京田辺市、新大阪駅付近に設置する駅の位置の詳細な案を示した。国交省と与党は年内にルートと位置を決定し、2025年度中の着工を目指す。
案によると、小浜市の駅は東小浜駅から西に約1キロ離れた地上に整備。京田辺市の駅は松井山手駅付近の地下、新大阪駅は現在の新大阪駅の南側の地下に設ける。
北陸新幹線の延伸を巡っては、小浜市と京都駅を経由する「小浜・京都ルート」での検討が進んでいる。国交省は既に、京都駅の位置が異なる三つのルート案を与党に提示。今回示した他の3駅の位置はどのルート案でも同じとなる。3案の工期は25~28年間、建設費は3兆4000億~3兆9000億円。物価高騰が続く場合の費用は最大5兆3000億円で、当初想定の2.5倍超に膨らむ。
[時事通信社]
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