越境攻撃で捕虜のロシア新兵解放=ウクライナ、人道的配慮か
ロシア国防省は24日、ウクライナ軍との間で両国の兵士ら各115人を引き渡す捕虜交換を行ったと発表した。ロシアのメディアによると、ウクライナ側は、6日から越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州で捕らえた新兵を解放したという。ゼレンスキー政権が人道的配慮を払ったとみられる。
ロシア側によると、新兵115人はロシアの同盟国ベラルーシに引き渡された。捕虜交換は、アラブ首長国連邦(UAE)の仲介で実現したという。
24日で2年半となったロシアによるウクライナ侵攻では、ロシア軍の兵員不足も指摘されている。プーチン政権は新兵について、激しい戦闘が見込まれるウクライナではなく、国境防衛要員としてクルスク州などに配置。ただ、徴兵された20歳前後の若者らが越境攻撃に巻き込まれ、国内で社会問題となっていた。
[時事通信社]
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