2024-08-23 23:04スポーツ

高橋、また広島を手玉=復活からの連勝に「達成感」―プロ野球・阪神

力投する阪神先発の高橋=23日、マツダスタジアム

 再び広島打線を手玉に取った。阪神の高橋が相手につけ入る隙を与えず、自身2連勝。11日の広島戦で3季ぶりとなる復活の白星を挙げていた左腕は「今回の方が達成感がある。思い切って腕を振れた」と声を弾ませた。
 切れのある140キロ台後半の直球を軸に、小気味よくアウトを重ねた。一回2死から小園に安打されたが、続く4番末包を変化球で空振り三振。二~五回は無安打に封じる。六回は先頭の代打中村奨に初球を中前へ運ばれたものの、続く野間を投ゴロ併殺に。「投げた後も落ち着いてプレーできたのはよかった」
 七回は味方の失策などで満塁とされて救援にマウンドを託したが、4安打1失点。岡田監督は「制球が良かった。(球威も)前回よりだいぶ良くなっていた」。首位広島とのゲーム差を4に縮めた投球をねぎらった。
 度重なる故障や左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術などの手術を乗り越え、再スタートを切った11日を「本当にいっぱいいっぱいだった」と振り返る。敵地で充実の勝利を積み上げ、「大事な(カードの)1戦目。しっかりと試合をつくるのが目標だったので、それができてよかった」。表情に充実感がにじんだ。 
[時事通信社]

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