逆境はね返し10勝目=松山、終盤の勝負強さで栄冠―米男子ゴルフ
松山が勝負強く、緊迫した終盤の戦いを勝ち切った。1打リードで迎えた18番で優勝パットを沈め、「決めたかった。決まってよかった」。プレーオフ大会を初めて制し、ツアー通算10勝目を達成。大きな拍手と歓声が湧く中、田淵キャディーとハイタッチを交わした。
2位に5打差をつけて迎えた最終日だったが、優位を保って迎えた後半で状況が一変した。1打目を池に落とした14番でボギー、グリーン左奥のラフからリカバリーをミスした15番でダブルボギー。ホブランに一時リードを許し、大混戦を演出してしまった。
「切り替えるしかなかった」と言う松山を救ったのは好調なパットだった。17番で約8メートルを沈めて抜け出し、右拳を力強く握った。「集中して打てた。今週(パットが)入っている流れで打てた」。18番(パー4)はフェアウエーからの2打目を松山らしいショットで2メートル弱へ。連続バーディーで締めて栄冠を引き寄せた。
パリ五輪で銅メダルを獲得後、米国に戻る経由地のロンドンで窃盗被害に遭った。代替キャディーの起用を余儀なくされ、大会前の調整で腰も痛めたが、強靱(きょうじん)な精神力で逆境をはね返した。優勝トロフィーを手にすると、「(年間)チャンピオンになれるよう頑張りたい」。充実の笑顔で新たな目標を掲げた。(メンフィス時事)
[時事通信社]
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