2024-08-18 19:06スポーツ

不振の大野、久々に主役＝直球取り戻し力投―プロ野球・中日

　不振にあえぐ中日の大野が、久しぶりに主役となった。今季最長の７回を投げて３失点と力投し、４月３日以来の白星。救援陣が連日フル回転しており、「何とかしないと、という気持ちだった」。２勝目よりも、チームの勝利に貢献できたことがうれしかった。
　切れのある直球で押した。三回に近本に先制打を許したが、続くピンチは中野を速球で空振り三振に仕留めるなどしてしのいだ。味方が逆転した後の四回には適時打を放ち、４年ぶりの打点もマーク。投打で奮闘し、自身の連敗を４で止めた。
　４月２０日の阪神戦で精彩を欠き、その後多くの時間を２軍で過ごした。自信を失いかけたが、「上で何とか結果を残す」と歯を食いしばった。ためができる投球フォームに修正し、生命線の力強い直球を取り戻した。
　「今年でやめるつもりはない。来年も戦力になりそうと思われるような投球をしたい」。揺るぎない覚悟を口にした。
［時事通信社］

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