2024-08-18 18:46スポーツ

反骨心の先制アーチ=牧原大、失策の悔しさ晴らす―プロ野球・ソフトバンク

5回、先制ソロ本塁打を放つソフトバンクの牧原大=18日、みずほPayPay

 悔しさと怒りを力に変えた。ソフトバンクの牧原大が五回に先制のソロアーチ。「きのうは自分のミス(失策)で負けた。取り返すことができてよかった」と胸をなで下ろした。
 種市が投じた初球を振り抜き、均衡を破る右翼への今季1号。「最近は自分のバッティングができていなかった。その打席は腹をくくって、思い切り」。本来の積極的な打撃が功を奏した。
 前日は八回に二塁守備で平凡なゴロをこぼし、先頭打者をアウトにできず。その後に勝ち越され、チームは敗れた。後悔はもちろん、SNSでたたかれ怒りも込み上げた。「腹立たしいことがあったので、『見とけよ』と思って挑んだ」。反骨心で打った一発だった。
 4月下旬に右脇腹を負傷し、戦線に戻ったのは7月。本多内野守備走塁コーチからは、「年齢も若くはなくなってきた。練習から足を動かして、また一からつくりあげよう」と声を掛けられた。チームは着実に優勝へ近づいているが、31歳は「気を抜かずに、一つ一つ」。自分の足元もしっかりと固める。 
[時事通信社]

5回、先制ソロを放ち、迎えられる牧原大(中央)=18日、みずほPayPay

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