2024-08-16 22:05政治

加藤勝信氏、自民総裁選へ出馬検討=小林鷹之氏、来週にも表明

 9月の自民党総裁選を巡り、加藤勝信元官房長官(68)は16日のBS11の番組で「具体的な動きをしていきたい」と述べ、出馬を検討する考えを示した。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は早ければ来週、立候補を表明する方向で調整。小林氏と同じ衆院当選4回の議員を中心に強く推す動きがあり、推薦人20人の確保にめどが付いたという。
 加藤氏は既に、所属する茂木派の議員に支援を要請。これまでも「高みを見据えながら進めたい」と総裁への意欲を繰り返し示してきた。推薦人確保が課題となるが、同派会長の茂木敏充幹事長(68)の動向に影響する可能性がある。
 番組では、自身の政策に「共鳴してもらえる方」を含め、推薦人を幅広く募ると説明。茂木氏も出馬に意欲を示すが、加藤氏は「(茂木派は)解散を決めている」と述べ、問題ないとの考えを強調した。
 一方、小林氏の周辺からは他の候補に先んじて19日に表明する案が出ている。総裁選日程が20日に決定されることを踏まえ、表明時期を引き続き検討する。
 安倍派は派閥裏金事件を受けて次期衆院選への危機感が強く、既に10人前後が「刷新」を求めて支援する構えだ。麻生、二階両派と解散した森山派、菅義偉前首相に近いグループそれぞれに少なくとも1人は支持議員がいる。
 小林氏に近い議員は「『応援する』と言ってくれる人を含めると20人は優に超える」と明かした。他陣営の切り崩しを警戒して、推薦人名簿はまだ作成していないという。 
[時事通信社]

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