尾県団長「実力発揮できた」=セーヌ川の体調不良なし―パリ五輪〔五輪〕
【パリ時事】パリ五輪日本選手団の尾県貢団長らが11日、閉会式を前にパリ市内で記者会見した。日本選手は10日までにメダル43個(金18、銀12、銅13)を獲得し、海外開催では2016年リオデジャネイロ大会の41を上回る最多記録を更新。尾県団長は「総じて実力を発揮できた。育成や強化がうまくいき、現場とJOC(日本オリンピック委員会)の連携が取れた成果」と評価した。
日本勢は柔道やレスリング、体操などの有力競技が結果を出しただけでなく、フェンシングは計5個のメダルを獲得し、飛び込みや近代五種でも初のメダルを手にするなど幅広く活躍した。井上康生副団長は「全ての球技も出場権を獲得しており、日本選手団に厚みをもたらしてくれた」と語った。
競技会場になったセーヌ川は水質が懸念され、海外勢では競技後に体調不良が出たことが報じられた。医師でもある土肥美智子副団長は、選手やスタッフの中で新型コロナウイルスの感染者は10人程度いたものの、「セーヌ川の水質が原因と思われる体調不良者は出ていない」と述べた。
[時事通信社]
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