張本智、エース対決で一歩及ばず=アウェーで堂々と散る―卓球〔五輪〕
地元フランスへの地鳴りのような応援に包まれた卓球男子団体の3位決定戦。0勝2敗と追い込まれた日本は必死に追い上げたが、最後は篠塚の粘りが及ばず、3大会連続のメダルには手が届かなかった。張本智は「このチームを誇りに思う」。悔しさを押し殺し、仲間と健闘をたたえ合った。
第1試合のダブルスを落として迎えたエース対決が明暗を分けた。張本智が世界ランキング5位のF・ルブランに立ち向かう。一進一退の攻防の末に勝負の第5ゲームへ。バックハンドの激しい打ち合いを制するなど、先にマッチポイントを握ったものの、観衆の後押しも受けた相手は諦めない。5点を連取されて逆転負け。苦笑いを浮かべるしかなかった。
7日の準決勝の最終試合では、ゲームカウント2―0から試合をひっくり返され、敗戦の責任を背負い込んだ。「勝ちたいか、勝ちたくないか、それだけだ」。前日の夜、宿舎のリビングで仲間にそう声を掛けて挑んだ3位決定戦。望んだ通りの結果にはならなくても、日本のエースとして堂々と戦い抜いた。
「全員が出し切った。いいチームだった」と張本智。若くて未来のある3人の挑戦は苦いものに終わったが、この経験を必ず糧にできるはずだ。 (時事)
[時事通信社]
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