35歳窪木が健闘=8年ぶりの五輪で―自転車トラック〔五輪〕
35歳のベテラン、窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)は、2016年リオデジャネイロ五輪以来の大舞台で必死にペダルをこいだ。自転車トラック中距離の4種目を走る男子オムニアムで6位。8年前の14位を上回る好成績を残した。
3種目を終えた時点で10位。最も得意とする最後のポイントレースで積極的に動いた。10周ごとの通過順位に応じて得点が与えられ、後続の集団を周回遅れにすればボーナスで20点がもらえる。窪木は2度も後続の集団に追い付いた。「攻撃することの楽しさを感じた」。順位を上げて一時は表彰台も期待させた。
約2時間半の間に4レースをこなすタフな競技。体力の温存を考えて消極的になったという2種目目と3種目目で順位が振るわず、「(順位を)1桁で走り切ることができればと思うと悔しい」と唇をかんだ。
目標としていたメダルには手が届かなかった。それでも次に出場予定の男子マディソンに向け、弾みがつく走りはできた。 (時事)
[時事通信社]
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