認証不正で再発防止策=トヨタ、経営陣の関与強化
トヨタ自動車の佐藤恒治社長は9日、国土交通省を訪ね、認証不正に関する再発防止策を斉藤鉄夫国交相に提出した。防止策には、経営陣が定期的に認証現場の状況を確認することなどを盛り込んだ。認証業務の内部監査を行う部署の人員増強や外部専門家の起用も検討する。
佐藤社長は東京都内で記者団に対し、不正問題に対する経営陣の責任について「今年度の報酬の中でしっかり反映していく」と述べた。また、認証業務に直接従事する人員を現在の400人から1割程度増員する方針も示した。
トヨタは再発防止に向け、異常を把握して即座に生産を止めた上で、改善するといった「トヨタ生産方式」の仕組みを認証業務にも浸透させたい考え。社内規定を見直し、認証業務に関係する経営陣や部署の役割分担を明確化するとともに、社内研修などで全従業員に順法意識を徹底する。
また、不正リスクに対応した認証業務のプロセスを整備。認証業務に十分な日程を確保できるよう、開発スケジュールを管理する体制も構築する。
[時事通信社]
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