NY株大幅反発、683ドル高=雇用悪化への警戒感後退
【ニューヨーク時事】8日のニューヨーク株式相場は、米経済指標を受けて雇用悪化に対する過度な警戒感が和らぎ、大幅反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比683.04ドル高の3万9446.49ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は464.21ポイント高の1万6660.02で引けた。
朝方発表された米新規失業保険申請件数は2週ぶりに改善。市場予想より良い内容となったことで労働市場が急速に冷え込んでいるとの懸念が後退し、買い安心感が広がった。今月に入ってから7日までのダウの下げ幅は2000ドルを超過。大きく売られた反動から買い戻しが入りやすい地合いだった。
市場参加者は「相場は不安定な状態が続いたが、景気はそれほど悪くない」(日系証券)と指摘。株価の大幅な調整に歯止めがかかると期待する見方もあった。
[時事通信社]
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