「感動をありがとう」=銀メダルたたえ、歓喜―フェンシングエペ団体選手の地元〔五輪〕
フェンシング男子エペ団体で3日、銀メダルを獲得した加納虹輝選手(26)=JAL=らの家族や地元の人々は、2大会連続のメダル獲得の快挙に「感動をありがとう」と喜びの声を上げた。
エペ個人で金メダルを獲得し、団体でもメダルを手に入れた加納選手の両親はパリの競技会場で準優勝の瞬間を見届けた。母貴子さん(54)は「団体戦でもメダルが取れて良かった」とほほ笑み、父政光さん(52)は「『本当にお疲れさま』と声を掛けたい」と語った。
加納選手の地元、愛知県あま市では村上浩司同市長や職員ら約80人が市役所内で、「頑張れ、頑張れ、虹輝」とコールしながら試合を見守った。村上市長は「こんな素晴らしいことはない。感動をありがとう」と感激した様子で語った。
見延和靖選手(37)=ネクサス=の地元、福井県越前市で行われたパブリックビューイング(PV)会場では、フェンシングクラブの子どもら約40人が声援を送った。銀メダル獲得が決まった瞬間、あふれんばかりの笑顔で健闘をたたえ、応援用のバルーンをたたいて喜んだ。
高校時代、見延選手と共に練習に励み、東京五輪に出場した佐藤希望選手(38)も会場で応援。「それぞれの選手が自分の持ち味を発揮していてとても良い試合だった」と語り、観戦に来た子供たちに「次はみんなが頑張ってね」と声を掛けていた。
[時事通信社]
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