価値ある2大会連続の銅=苦難乗り越えパリで―バドミントン〔五輪〕
パリでの最後の試合を勝利で締めくくった。混合ダブルスの渡辺、東野組が韓国ペアとの3位決定戦を制して、日本勢では初となる2大会連続のメダルを獲得した。東野は「お互いに成長できた(東京からの)3年間だった」と振り返り、渡辺も「五輪を通して3年前より自信を持ってプレーできた」とうなずいた。
2021年東京五輪。バドミントンは大きな期待を懸けられていたが、有力選手が軒並み敗退。そんな中で渡辺、東野組は唯一のメダリストとなり脚光を浴びた。混合ダブルスという種目にも注目が集まるようになり、2人が残した功績は大きかった。
しかし、パリへ向けての道のりは平たんでなかった。モチベーションの維持に苦労したという。日本代表のジェレミー・ガンコーチは「渡辺選手はそれが原因で試合に出ない時期もあった」と明かす。この状況を打破するため同コーチは意識的に話し合いの場を設け、パリへと目標を定めた。
近年の混合ダブルスは若いペアも増えレベルが上がってきた。それに対抗するため2人は柔軟性を身に付けてきた。「試合の中で展開を変えることができるようになり、頭を使ったプレー、作戦を立てることができている」と東野は話す。
東京から成熟度をさらに高めた2人にとって色は同じでも、進化を示す価値ある銅メダルだった。 (時事)
[時事通信社]
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