2024-08-02 09:04スポーツ

高田、連敗のチーム鼓舞=逆転懸ける精神的支柱―バスケットボール女子〔五輪〕

女子1次リーグ・ドイツ戦、シュートを決める高田=1日、リール

 バスケットボール女子の1次リーグ第2戦で、東京五輪銀メダルの日本はドイツに64―75で敗れ、2連敗となった。苦しい戦いの中で、五輪3大会連続出場の高田が気を吐いた。
 3点シュート3本を含む15得点を挙げ、初戦の米国戦での24得点に続き、チーム最多をマーク。試合後には、「一番大事なのは気持ち。しっかり切り替えることが重要」と沈むチームを鼓舞した。
 2009年から日の丸を背負う185センチのセンター。12年ロンドン五輪は出場を逃し、東京大会は主将として歓喜を経験。酸いも甘いも味わった34歳の精神的支柱だ。
 たゆまぬ努力を続け、年々変化する代表チームの戦術に適応。東京大会前から力を入れ始めた3点シュートは、センターながら国内Wリーグの23~24年シーズンでトップの成功率を残すまでに磨きを掛けた。「コツコツやってきたことがいつか花咲く。積み重ねることに意味があると思う。継続する大切さをたくさんの人に伝えたい」との思いを胸に、今大会もコートに立っている。
 4日の相手は昨年の欧州選手権を制した強豪ベルギー。1次リーグC組で最下位の日本が決勝トーナメントに進むには、まず勝利が求められる。進化を止めないベテランが大逆転を懸けて臨む。 (時事)
[時事通信社]

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