稲葉、悔しさと手応え＝サーフィン〔五輪〕
対戦相手とともにロースコアで迎えた準々決勝の後半、稲葉は絶好の波を見逃さなかった。トンネル状に巻いた波をくぐり抜け、７点台をマーク。「狙っていた通りの波が来た」。ただ、直後に角度のあるターンを決めたコレアに逆転された。波が少ない状況で次のチャンスを待ったが、そのまま試合終了となった。
初出場の五輪で日本勢ただ一人の８強入り。メダルに届かなかった悔しさとともに、トップ選手と渡り合えたことには手応えもある。「日本人が世界で勝てるっていうのを、少しだけでも証明できたならうれしい」。日に焼けた笑顔で話した。 （チョープー＝仏領タヒチ島＝時事）
［時事通信社］
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