日本、もどかしい40分=2連敗で崖っぷち―バスケットボール女子〔五輪〕
40分間、もどかしい戦いが続いた。日本はリズムをつかむ時間帯がありながら、チャンスを生かせず11点差で敗戦。恩塚監督は「選手はベストを尽くした。勝利に導けなかった責任を感じる」と虚空を見詰めた。
序盤はリバウンドで劣勢となり、何度も2次攻撃を許した。激しいプレスで立て直したかに見えたが、今度はファウルがかさんだ。与えたフリースローは24本。これだけで21点を失った。
初戦の米国戦で脳振とうを起こした得点源の山本を欠く中、攻撃では速攻の形をつくるも、フィニッシュを決め切れない。最大の武器である3点シュートは30本中成功は9本。シューターの林主将は「決め切れなかったのが流れを持ってこられなかった原因」と唇をかんだ。
1次リーグ突破には、ベルギーとの最終戦での勝利が絶対条件となった。司令塔の町田は「もう勝つしかない。やれることをしっかりやり切る」。前回大会の銀メダルチームが、崖っぷちに追い込まれた。 (時事)
[時事通信社]
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