ロシア政府機に動き=米と身柄交換か、首都出発
ロシアのメディアは1日、過去に米ロ間で拘束者の「身柄交換」に使われたロシア政府専用機が首都モスクワを出発し、バルト海沿岸にある最西端の飛び地カリーニングラード州を経て、北西部ムルマンスク州に到着したと伝えた。別の政府専用機もモスクワからトルコの首都アンカラに向かったという。
ロシアが主張する「スパイ罪」で7月に禁錮16年の判決を受けた米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の米国人記者エバン・ゲルシコビッチ氏(32)らについて、帰国に向けた交渉が水面下で繰り広げられているとされ、西側との身柄交換が近いとの見方が強まっている。
交換が実現すれば、ロシアのウクライナ侵攻が続く2022年12月、米ロ双方で収監されていた旧ソ連軍関係者と米女子プロバスケットボール選手がそれぞれ帰国して以来となる。ゲルシコビッチ氏は昨年3月、ロシアの戦車工場がある中部スベルドロフスク州を取材して拘束された。
[時事通信社]
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