あらゆる苦難にも奮闘=ニナーと小田倉―トライアスロン男子〔五輪〕
セーヌ川の水質問題や競技の延期。トラブルに振り回されながらも、ニナーと小田倉は、花の都を巡るレースで全力を尽くした。
選手たちを苦しめたのは水質よりも、川の流れだった。ブイや桟橋のある場所によって流れの速さはまばら。公式練習が中止されたため、ぶっつけ本番でのスイムとなった。小田倉は「自分がどこを泳いでるのか、冷静に判断できなかった」。ニナーも「きつかった。力勝負みたいで、本当に珍しい」と振り返った。
ニナーは、バイクで先頭集団を維持し、得意とするランへ。だが序盤の動きが鈍くスピードに乗り切れなかった。パリ入りしてからの状態は最良だった。「メダルを取りたかった。100%頑張ったが、できなかった」と悔しがった。
急な日程変更も影響したか。当初予定された7月30日から延期となった場合、8月2日に競技を行うと事前に説明があったという。動揺を抱えながらもできる準備はした。
そんな選手らを、沿道に駆け付けたパリの大観衆は声援で後押しした。小田倉は「どんな選手が来ても盛り上げてくれた。一番面白かった舞台だった」と感謝した。 (時事)
[時事通信社]
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