17歳村佐、志高く=4年後は個人種目で―競泳〔五輪〕
競泳男子の新鋭、村佐(名鉄SS刈谷)が躍動した。800メートルリレー決勝で第1泳者に抜てきされ、200メートル自由形の自己ベストに0秒10まで迫る好記録で後続につないだ。
まだ17歳ながら、同じくトップバッターを務めた予選に続き、会場の熱狂に動じることなく泳ぎ切った。「予選で慣れた雰囲気のまま、声援を感じて、本当に楽しく泳げた」と声を弾ませる姿は初々しい。
3月の五輪代表選考会では個人種目の代表権は得られなかったが、その後も200メートル自由形の自己ベストを更新。次世代の中心にと期待されるホープだ。
初めての五輪で決勝レースに出られた経験は、若手の向上心を大いに刺激した。「これからは個人(種目)でも出ていきたい。個人で泳ぐイメージもできた」。4年後のロサンゼルス五輪で次の夢をかなえるための挑戦は、ここから始まる。 (時事)
[時事通信社]
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