2024-07-31 19:38社会

「だいち4号」が初画像公開=H3・3号機で打ち上げ―JAXA

先進レーダー衛星「だいち4号」が撮影した関東地方から富士山まで東西約200キロにわたる画像(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、H3ロケット3号機で7月1日に打ち上げた先進レーダー衛星「だいち4号」の初観測画像を公開した。先代のだいち2号から4倍に拡大された幅200キロにわたる撮影や、データの高速伝送に成功した。
 だいち4号はJAXAと三菱電機が開発。雨天や夜間でも観測可能な合成開口レーダーを使い、地震や火山活動に伴う地殻変動や災害の状況、森林や海洋の環境変化を捉える。打ち上げ後、太陽電池パネルやレーダーの展開を終え、約3カ月間の試験観測を行っている。
 公開されたのは、7月15日に撮影された関東地方から富士山付近までの東西約200キロ、南北約70キロの画像など。解像度は約3メートルで、都心部では市街地と公園、畑などの植生の違いなども判別できた。 
[時事通信社]

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