「成長」貫き「最強」証明=30歳の永瀬が連覇―柔道〔五輪〕
苦しみ続けた五輪王者の執念の復活劇だった。男子81キロ級の永瀬が東京大会に続く連覇。男子勢で唯一、3大会連続出場の30歳が意地と経験を見せつけた。
相手に十分な攻撃をさせない巧みな立ち位置に組み手。決して妥協しない豊富な稽古量は周囲も認めるところで、五輪連覇の大野将平さんも含め、永瀬を「最強」に推す柔道家は多い。
だが、東京五輪後の道のりは平たんではなかった。国内のライバル選手たちが次々に故障で脱落する中、永瀬自身もなかなか結果を残せず苦しんだ。2022、23年の世界選手権はいずれも3位。五輪王者として物足りない成績が続いた。
このままではメダルすら危ういと関係者たちも危惧する中で「パリで勝つことが目標なので、そこに向けて成長を止めない」。自らの柔道の強みを見詰め直し、今春の国際大会で五輪後初の優勝。土壇場でピークを合わせて、再び世界に最強であることを証明した。 (時事)
[時事通信社]
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