稲葉、勢い続く=積極姿勢で王者破る―サーフィン〔五輪〕
サンゴ礁で切ったかかとに血がにじみ、サーフボードは真っ二つに折れた。チョープーの大波に果敢に挑み続けたサーフィン男子の稲葉が、王者を破る番狂わせ。「思ったようにいかなかったが、勝ちは勝ち。次につなげたい」と充実の表情を浮かべた。
対戦したトレドは、プロ最高峰ツアーで2季連続王者となった実力者。そのトレドが慎重に波を選ぶ中、稲葉は積極的に「チューブ」と呼ばれるトンネル状の波に向かった。最初に乗った大波では、水の勢いにのみ込まれて倒れ、水圧で板が折れた。それでも、すぐに新しい板で次の波へ。好スコアは得られなかったが、着実に得点し、リズムをつかめないトレドを上回った。
初の五輪にも気負わず、「釣りの動画を見て、めちゃくちゃリラックスしている。何だか試合じゃないみたい」と話すマイペースな27歳。1回戦からの勢いを持続している。 (チョープー=仏領タヒチ島=時事)
[時事通信社]
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