白井、悔いのない4位=「本当によくやった」―スケートボード〔五輪〕
3年前の自分は超えたが、目指し続けた五輪のメダルには一歩届かなかった。精鋭ぞろいの決勝。白井は海外勢のライバル、そして盟友の堀米に迫るハイスコアを連発しながら、銅メダルのヒューストンと僅差の4位。「皆さんが思うよりも壮絶な戦いだった。(技を)乗り切れたので本当によくやった」。そう言えたのは、苦しい道のりがあったからだろう。
2年間続いた五輪予選レースは過酷だった。昨年痛めた左膝と今でも向き合い、世界選手権覇者としてのプレッシャーに押しつぶされそうにもなった。パリ入り前には体調不良で入院を強いられた。万全とは言えない状況だったが、決勝ではデッキを複雑に回転させる大技などで90点台を連発し、会場を何度も沸かせた。これまでの歩みを「すごくつらかった」と振り返りつつも、「(パリに)来られただけでハッピー」。表情はすがすがしかった。
期待を背負った前回の東京五輪で予選敗退。その悔しさを原動力にしてきた。ようやく重圧から解放され、「帰ったらお休みして、また次の目標を立てられたらいい」。まだ22歳。歩みは続く。 (時事)
[時事通信社]
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