2024-07-30 00:32社会

「当時のビデオを」情報提供訴え＝八王子スーパー射殺２９年―警視庁

八王子スーパー射殺事件の情報提供を呼び掛けるポスター（警視庁提供）

　東京都八王子市のスーパーで１９９５年、女子高校生ら３人が射殺された事件は、３０日で発生から２９年となった。警視庁八王子署捜査本部は情報提供を求める動画やポスターを制作するとともに、事件当時に撮影されたビデオや写真の提供を呼び掛けている。
　動画は約１５秒間。ファッションビル「新宿アルタ」（新宿区）や「池袋パルコ」（豊島区）など都内１１カ所の大型ビジョンなどで３０日以降、最長１年間放映される。
　ポスターにはスーパーの外観写真や犯人をイメージしたイラストを載せ、目に留まるデザインを心掛けたという。
　同庁によると、スーパー付近では事件の前後、不審な白色セダンの目撃情報が複数寄せられた。現場の足跡から容疑者の靴は２種類のスニーカーに絞られている。
　佐藤雅一捜査１課長は「事件が解決しないと遺族は前に進めない。必ず解決したい」と話す。「事件当日にスーパーで買い物をした方、不審な男や車を見た方、スーパー付近を撮影したビデオや写真を持っている方は情報提供をお願いします」と訴えた。
　事件は９５年７月３０日夜、八王子市大和田町のスーパー「ナンペイ大和田店」で発生。いずれもアルバイトで高校２年の矢吹恵さん＝当時（１７）＝と前田寛美さん＝同（１６）、パート店員の稲垣則子さん＝同（４７）＝が拳銃で頭を撃たれ殺害された。
　情報提供は八王子署代表電話０４２（６２１）０１１０まで。　
［時事通信社］

八王子スーパー射殺事件で、容疑者が履いていたとみられる２種類のスニーカー（警視庁ホームページより）

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