2024-07-29 21:12スポーツ

侮れないイスラエル=冨樫さん「スイッチ急に」―サッカー男子〔五輪〕

サッカーのU20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の1次リーグでイスラエルに逆転負けし、座り込む日本の選手(中央)=2023年5月、アルゼンチン・メンドサ(AFP時事)

 サッカー男子の日本は30日午後9時(日本時間31日午前4時)から、1次リーグD組最終戦でイスラエルと対戦する。既に準々決勝進出を決めているとはいえ、頂点を狙う過程で無駄な試合はない。イスラエルと聞くとパレスチナと戦闘状態にあることがまず浮かぶはず。欧州予選を突破してきており、サッカーは間違いなく強い。
 昨年、U20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)でも日本は1次リーグで当たった。先制し、相手が退場者を出して10人になった状況からひっくり返された。当時チームを率いた冨樫剛一さん(現横浜Mユース監督)がオンラインで取材に応じ「スイッチの入れ方、メリハリの付け方」が独特だと振り返った。
 試合前、両チームはバスケットコートを使って準備運動を行った。日本選手が入念にストレッチなどに励んでいた横で、イスラエルの選手たちははしゃぎながら、バスケットボールをして遊んでいたという。
 それが試合になり、日本にリードを許した状況で、一気にスイッチを入れてきた。
 冨樫さんは「なりふり構わない。彼らが置かれている日常は、なかなか日本の社会ではない。置かれている生活環境や文化が、ピッチに出てくるのはすごく感じた」と言う。五輪代表チームにも通ずるところはあるはず。手ごわい相手になりそうだ。(時事)
[時事通信社]

サッカーのU20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の1次リーグで、日本選手と競り合うイスラエル選手(左)=2023年5月、アルゼンチン・メンドサ(AFP時事)

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